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2014年1月13日月曜日

磁気式エンコーダIC 「AS5050」

今回は来年使用予定のエンコーダの話。
昨年までエンコーダは定番IC「AS5040」を用いて自作していました。

今年も自作磁気式エンコーダを使いますが、「AS5050」という素子に変更することにしました。
これはインクリメンタル型でなくアブソリュート型で、SPI通信で角度を取得できます。


AS5040と比較しながら、この素子を使うメリットをあげると
・消費電流が少ない(AS5040に比べ最大でも半分、使い方次第で5分の1以下)
・小型かつ軽量、安価
・インクリメンタル型でないので、波形をカウントするタイマー(消費電力大きい)を使わなくてよい
などがあります。

AS5050はSPI通信を介して、ICが内蔵のホール素子で磁石角度を取得するときのサンプルレートを自分で決めることができます。
サンプルレートを下げていくと、かなり消費電流が下げられることが分かりました。ただし、ナイキスト周波数に気をつける必要があります。
実際にどれくらいかというと、例えば2ms周期でサンプリングすると消費電流は2.5mAほどだそうです。
AS5040の16mAに比べるとかなり違いますね。5分の1以下です。


逆にデメリットをあげると
・サンプルレートを下げるとリアルタイムの速度は取得できない
・アブソリュートエンコーダ、SPI通信などの使用により速度取得に関してソフトが使いまわせない

などがあるでしょうか。どちらもソフトの工夫で対処できるものと考えています。


連休を利用してブレッドボード上でテストをしていました。動作確認ができたので、今回情報を公開しています。なかなかいいものですので、興味のある方はぜひ。

2014年1月9日木曜日

新年

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年は台湾大会(@台北)、学生大会(@早稲田大学)と遠征も増え過去最大の大会出場数となり、おかげさまで充実したシーズンを過ごすことが出来ました。

今年はというと、すでにスケジュール的に無理そうな大会がいくつか、、、 残念。
昨年ほどたくさんの大会には出られなさそうです。


さて、マイクロマウス活動の方ですが、今年もハードを新調するつもりでして、もう設計が終わってたり。




ただ、新作を作るといっても昨年のマウス「Vector」がボロボロだからというだけなので、特に目新しいものは導入せず、「Vector 改」を作るくらいの気持ちでいます。「Vector」は2度もジャイロ張り替えたりしてあちこち補修だらけですし。


ブログとしては引き続き昨年取り組んだこと、新作を作る中で検討していることについて小出しにしていこうと思います。