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2013年4月8日月曜日

フレッシュマン規定変更

いきなりですが、コチラで今年のマイクロマウス競技に関しての情報が公開されてます。

どうやら2014年大会からフレッシュマンクラスがハーフサイズで始まる一方で、クラシックでは廃止となるようです。

私は「マウス合宿」というイベントに参加し、その場の勢いでマイクロマウス競技をハーフサイズから始めました。
その年の全日本大会ではこのことが評価されてニューテクノロジー賞もいただいたほどでしたが、どうもそれが当たり前の形になっていくような制度作りが進んでいくのでしょうか。

自分がやっといてアレなんですが、個人的にいきなりハーフサイズでマウス競技を始めることはお勧めしません。特に、自分で1からハードを作る場合。

理由はいくつかありますが、そもそも同じ機能を実現する場合、小さくするのは格段にハードルをあげることになります。

例えばはんだ付け。おそらく、ハーフサイズでは次のようなことが前提になります。
・プリント基板(できれば外注)
・コンデンサ、抵抗などすべてチップ化
・マイコンは既製品のボードでなく、基板に直で実装
つまり実装の難易度が上がる上に、プリント基板という修正、修復しづらいものを扱うことになります。

次に駆動、制御面。クラシックに比べて駆動部品(基本モータとギアとタイヤ)が小さい分デメリットもあります。
・DCにするならエンコーダの、ステッパならステッピングモータの選択肢が狭い。
・ギアの追加工、ホイール、モータマウントなど、パーツの小ささにより自分で加工する場合難しく、精度も出しにくい。
・上2つにより、駆動部(モータの動力をタイヤに伝え回転する部分)の信頼性を上げにくく、迷路走行時の制御がしにくい。
クラシックならばステッピングモーターの軸にホイールはめておしまい、というのがフレッシュマンに多いですし、きっと作るのも制御するのも1番簡単なのでしょうが、ハーフではこれは現実的な選択肢では無いように思います。

だらだら書きましたが、要するに作るのも動かすのも大変になります。


ハーフサイズフレッシュマン競技に参加される方は、このあたり是非検討していただきたいですね。
自分の1年目の苦労を思い出すとフレッシュマンがなくなってもクラシックから始めてもいいと思います。