同行しているのはNTFの2代目トップのNさんと中部支部副支部長のUさん。
今回は1日目と2日目について。ちなみに大会は明後日5/8の午後に実施される。
◆1日目(5/5)
この日は移動と、夕方からちょっぴり街の散策。そしてウェルカムディナー。
・移動
特に可もなく不可もなく。先人たちの犠牲のおかげで工具は預け荷物に入れたので。
・街の散策
天津のホテルのまわりを散策。まずは古文化街と呼ばれる古い街並みを保存した地区へ。本場の中華街とでもいったところか。
地域の名物の泥人形。陶器のような作り方をしているらしい。ものによっては販売されているが、高いのだと10万くらいする。
その後天津の街を散策。下写真の街を流れる川が、お祭りなどにも使われていて地域のよりどころらしい。写真の奥に見える輪っかは天津の目といわれる街のシンボル。
写真の通り、結構都会である。川を泳ぐ人もいた。冬にはこの川を泳ぐお祭りもあるとか。寒すぎるでしょう。
・ウェルカムディナー
お招きいただいた天津のBellaさん並びに会社の方々、通訳の方と会食。写真の通り豪華でおいしい料理でもてなしいただいた。が、一緒にふるまわれた白酒 (中国酒、度数50%くらい)をたくさん飲むハメになり、その後はホテルで完全にダウンした。
(翌日Bellaさんに白酒王子とか名付けられてしまった。。。)
◆2日目(5/6)
この日は午前に今回の招待ホストBellaさんの会社「Tianjin Qicheng Science & Technology Co. Ltd」訪問、
午後には国家元首も輩出した、地元の有名大学である南開大学に訪問させていただいた。
両方で、マイクロマウスと自身の仕事について講演をさせていただいた。
(ま、私だけ午前は時間がなくてスキップで、1回しか講演していないんですが)
・Bellaさんの会社訪問
会社の歴史や理念、活動を紹介いただき、こちらもマイクロマウスと自身の仕事について講演をさせていただいた。
Bellaさんたちの活動の中ですごいなと思ったのが2つあって、1つは大会を開催するにあたり、日本よりはるかにクラス分けが多く、競技者の裾野を広げていること、
もう一つは政府の支援を受けながら、マイクロマウスを通じて途上国の技術支援を行っていることである。
クラス分けについては、例えば中学生の部というのが存在して、そこでは興味を持ってもらうことが優先で、マイクロマウスのハードは標準キットのみ使用可で、
生徒たちは車体のカバーを設計し、3Dプリントするのと、マシンの調整をするだけでよくなっている。調整についても、マウス側のBluetoothでセンサデータを飛ばし、スマホアプリでモニタするようなことが標準で用意されていて、
今や中学生にとってはPCより親しみやすい道具で開発できるようなコンテンツとして提供している。
他国への支援については、これまでにタイ、インドネシア、インド、パキスタン、カンボジアの5か国に自社のエンジニアを派遣し、現地で学生や指導者にマイクロマウスの技術を伝達する会をひらいておられ、クラス分けと合わせて世代、国問わず幅広く参加者を増やす仕組みがあることがよく分かった。
そのかいもあってか、現在天津大会の出場者は180台、天津内の20近い大学が参加と、日本の半分程度の規模の大会まで成長したのだそうだ。
・南開大学訪問
国家元首も輩出した、天津有数の大学を訪問。初めに大学の博物館にて、大学の歴史を教えていただいた。ちょうど大学建学100周年の記念展示なんだとか。
その後は現地のマイクロマウス指導者を相手にマイクロマウスの講演。事前の準備がとても大変(通訳してもらうために連休前に原稿まで作って提出)だったわけだが、
熱心にスライドを写真に写される方がいたので、何かは伝わって参考にしてもらえるというところか。
講演後は皆で集合写真。後ろの石像は国家元首で大学のOBである周 恩来のもの。その後は会食をして解散。
明日はもう1つの大学訪問と観光、明後日は大会、その次の日は帰国である。
なかなかに分刻みなスケジュール(講演はもちろん食事も結構時間通り)で、結構忙しい。
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