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2012年12月8日土曜日

AS5040のマウス用途開発(2)

今回は前回提示した問題
②ICはシャーシ基板に垂直に立てる必要があるが、どうするか
についてです。


モーターマウントにAS5040を載せた基板をネジで固定して、被覆線などでシャーシ基板と電気的に接続するのが普通に思います。
ただ、こうするとモータマウントが取り外しにくくなり、また断線のリスクが上がります。
自分はモータや車軸のほこり取り、ギアかみ合わせ調整などでモータマウントを取り外したいので、これ以外の方法を考える必要がありました。
そこでシャーシ基板とAS5040基板をそのままはんだ付けしてしまう方法を採用しました。
これからその概要を説明します。

まず、シャーシ基板にAS5040基板をはんだ付けするためのパッドを作ります。
Vcc、GND、A相信号、B相信号の4つを2組作ります。




続いてAS5040基板。表裏に2つずつパッドを作ります。





そして2つの基板に作ったパッド同士をはんだ付け。これで案外しっかり固定できます。
シーズン通じてゆがむことはなく、接触不良も起こりませんでした。



実際のマウスの写真もアップ。後ろと横から見た写真です。
よく見るとばれてしまうのですが、AS5040基板の実装面積を少しでも小さくするため、IC本体のHi-Zになってしまうピンを何本か折って取り除きました。
これもまあ別に問題は起きてないです。





あとは磁石の位置をそれなりにあわせつつモータマウントをとりつければOKです。



これで
②ICはシャーシ基板に垂直に立てる必要があるが、どうするか
も解決しました。次回は
①,②だけ考えてシステムを構成した人間がハマってしまう問題
です。

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